こんにちは。東村山市 豊田歯科クリニック 院長の豊田です。
まだまだ暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
コロナ禍でマスクをつける生活が続き、息苦しさからいつの間にか口呼吸となり、口腔内が乾燥していることがあります。
お口の中が乾燥して良いことは何ひとつありません。
唾液は私たちの健康に欠かせない役割をたくさん担っています。
- お口の中の食べかすなどを洗い流す自浄作用
- 食べ物の味を感じる味覚作用
- 食べ物の消化を助ける消化作用
- お口の中の菌の増加を抑える抗菌作用
- むし歯のリスクを減らす再石灰化作用
- お口の中の粘膜を守る・修復する
- 食べ物を飲み込みやすくする
- しゃべりやすくする(舌の動きを円滑にする) 等…
個人差はありますが、一日の唾液の分泌量は1~1.5Lほどです。
唾液の量を保つためにはこんなことに気を付けてみましょう。
- こまめに水分補給をする(利尿作用のあるコーヒーやお茶は不適)
- よく噛んで食べる
- 会話を楽しみ、口を動かす
- キシリトールガムを食べる
- 唾液腺マッサージをする
唾液腺マッサージ
①耳下腺マッサージ
耳たぶのやや前側、上の奥歯あたりを指全体でやさしく押しながらマッサージします。5~10回繰り返しましょう。
②顎下腺マッサージ
あごの骨の内側に指をあて、耳下からあごの先までを優しくマッサージします。こちらも5~10回繰り返してください。
③舌下腺マッサージ
あごの先のとがった部分の内側を、下あごから舌を押し上げるように押します。自分で行う場合は、両手の親指を使うと良いでしょう。これを5~10回繰り返します。
むし歯で痛みがある、歯が抜けたままになっている、義歯が合わない・使うと痛い、などを放っておくと、「よく噛む・口を動かす」ことがしにくくなり、お口の中の環境に悪循環となります。
まずはお口の中の健康を保つことが大切ですね。もちろん、口呼吸以外にも唾液量が減る原因は他にもあります。気になる方はお気軽にご相談ください。